子育てパパママ必見!モンテッソーリ教育の乳幼児期について!
昨今、海外で注目されているモンテッソーリ教育!
大部分の教育法は、様々な子育ての経験の積み重ねが土台になっているのに対して、モンテッソーリ教育は、医学と生物学や心理学と学問の土台の上に成り立つ教育法です。
プロ棋士の藤井聡太さんやグーグルの創業者ラリーペイジやアマゾンの創業者ジェフベゾスなど、超有名な人はみなモンテッソーリ教育を受けて育っています。
とても気になるモンテッソーリ教育、とても重要な乳幼児期である0-6歳の時期について述べていきます。
創始者は、イタリア初の女性医師であるモンテッソーリさんといわれており、様々な困難を乗り越えた人です。
モンテッソーリさんいわく、子供の成長には段階があり親が予習する事で視野の心理的にも楽になっていくといわれております。
子供の成長過程の予備知識
モンテッソーリ教育では、子供の成長には、6歳刻みで各段階を設定しています!
・0-6歳(乳幼児期)
小学校行くまでは子供は何もできないから外で遊んでいれば良いという昔の考えに対して、モンテッソーリ教育ではまったくの逆です。この期間は、生きていくのに必要な80%の能力が備わる超大切な時期です。
→0-3歳(前期)
無意識的記憶が中心の時期で、見たものをカメラで撮った様に記憶していく。善悪の判断が付けられないので子供の環境に注意を払う必要がある。
→4-6歳(後期)
意識的記憶に移行していく。前期で記憶した物を整理したい衝動に駆られます。
・6-12歳(児童期)
この時期の成長は、比較的なだらかで安定期になります。膨大な記憶が可能な時であり覚えたことは半永久的に忘れない。
・12-18歳(思春期)
大人になる変化の時期であり、「あんなに良い子だったのに、、、」と思ってしまうほど変化の激しい時期ですが、思春期には終わりが必ずきます。
・18-24歳(青年期)
大人になる最終段階で、比較的穏やかな時期です。
これらを大まかに掴むことで、子供が今どの段階なのか確認でき、知っておくことで心に余裕が出ると思います。乳幼児期と思春期は、変化の激しい時期である事を理解して下さい。
では乳幼児期(0-6歳)について見ていきましょう!
乳幼児期前期について
4つの成長段階で人の基本的機能を鍛える時で最も大切だと言われている0-6歳までの期間です。3歳を境に前期と後期に分かれます。
まずは、前期について内容です。
キーワードは、「敏感期」です。
敏感期とは、子供が何かに強く興味を持ち集中してそれを繰り返す時期のことです。
例えば、生まれたばかりの青虫は顎が弱いので柔らかい葉っぱしか食べれません。青虫は、この時期に光に敏感であり光の方に向かいます。太陽の光により青虫は木の上に登って行きます。するとそこには、柔らかい葉っぱがたくさんあり、成長と共に硬い葉っぱも食べれるようになりまが、光に対する敏感さは無くなっていきます。
この様に、何か能力を得る為に特別に敏感になる期間が、人にもあります。
子供が静かだと思って見ると、ティッシュを引っ張り出している経験はありませんか?
これは、1-3歳児の時に手首の骨が発達して指も使えるようになっていきます。子供はこれを感じ取り猛烈に手を使いたくなるのです。運動の敏感期にあたります。
この様に子供に様々な敏感期があり、適切な時期に訓練をする事で子供は能力を獲得していきます。なので、親は、子供がどの敏感期なのか予め予習し、どんな意味のある敏感期なのか考えながら子供と接していく事が重要です。
ここで、敏感期であるか見分ける3つのサインがあります。
①静けさ②繰り返し③喜び
敏感期に入っていると、物事に集中し、繰り返して作業し、上手くできた喜びを感じます。
また、敏感期には代表として6つあります。
①運動の敏感期
②秩序の敏感期
③言語の敏感期
④同じ、比べたい敏感期
⑤数の敏感期
⑥小さな物への敏感期 となります。
では簡単にポイントを抑えましょう!
0-3歳の前期乳幼児期の予習ポイントは3つです。
その①歩く事
その②手指を使う事
その③母国語を聞かせる事
になります。
その①歩く事
人は、立てた事により両手が自由になり、手が発達し、脳が発達したと言われています。つまり、きっちりハイハイやつかまり立ちし、歩くステップをしっかり踏ませる事で頭を発達させます。
間違っても早期教育で知識を詰め込むのはご法度です。
その②手指を使う
親指、人差し指、中指の3本の指を使う事で脳の神経細胞が発達し成長します。神経細胞量の増加は、7歳くらいでピークを迎え、10歳頃から減少していきます。3歳前後は増加期間であり、刺激をたくさん与える必要がありますね。
その③母国語を聞かせる事
無造作にバケツに記憶や見たもの聞いた物を溜め込んでいく無意識記憶により言語の獲得が可能になります。絵本の読み聞かせ上げてください。
中でも個人的には、その③母国語を聞かせるはとても重要だと思います。言語を早期に習得できれば子供と意思疎通が楽になりストレスが減り楽しみが増えていきます。
我が子も1歳過ぎから絵本の読み聞かせを習慣にして2歳過ぎで、ほぼ会話の出来る段階にまでになっています。
乳幼児期前期のまとめ
0-3歳はとにかくハイハイなどのステップを踏みながら運動させつつ、絵本の読み聞かせを行うと脳の発達を促せる!
乳幼児期後期について
3-6歳の時期には、無意識記憶が優位になり、3歳までに得た経験や知識を整理したいと思う時期になります。
キーワードは、「ハッキリ、クッキリ、すっきり理解したい」あり、秩序の敏感期がピークになる時期である事を踏まえて子供観察すると、とても面白くなります。
秩序の敏感期
同一性→比較→分類なっていきます。同一性は、感覚の敏感期の始まりで、様々なものを比較して同じものを探す行動です。また、比較は、高いとか重いとか比べる行動です。分類は、公園で赤色の葉っぱだけ集めるやつ形が似た葉っぱだけを集めるなどです。また、数の敏感期もやってきて、なんでも数えたい衝動にも駆られます。
この時期の敏感期は、よくみると大人が考える行動そのもののですね?!観察して、比較と分類など行いから結果を導く!思考の過程そのままです!
書く敏感期
ここでは、自由に子供に描いてもらうといいですが、文字については秩序の敏感期でもあるので書き順には注目です。間違ったまま覚えると後で修正するのが大変です!鉛筆などは、親指と人差し指と中指の三本で動かすので、0-3歳で動かしてきた経験がここで活きてきます!
読む敏感期
これも子供が読みたくなれば好きな様に正しく読ませれば良いですが、敏感期が来ていないのに早期教育といって、無理やり教え込むのはやめたほうがいいです!子供に苦痛度を与えると、読む学習について継続してくれなくなります、ポスターなど貼っておくと、敏感木が来たときに自然と読みたくなって立ち止まってくれると思います。
数の敏感期
突然、数を数えたくなる衝動にかられます!
豆やビーズなど、実際に何個あるかちゃんと実物で数えることが重要です!概念と実物のイメージを結合させるさせる事で数学的思考の土台になります!
4-6歳になると、書いたり数えたり実際の概念や細かな作業を行う期間になります。それらを思う存分させてあげる事で、子供の脳を鍛えることになります。満足いくまで、子供に寄り添って付き合ってあげてください。
乳幼児期後期まとめ
秩序の敏感期がピークになり、ハッキリとスッキリと整理したい衝動に駆られます。大人は、それを理解した上でとことん付き合ってあげて下さい。それが、子供の成長へとつながります!
今回、0-6歳の超大切な乳幼児期のモンテッソーリ教育についての予備知識について書きました!日頃の子育てに何か役に立てればと思います。
参考図書
モンテッソーリ教育で子どもの本当の力を引き出す! 藤崎達宏(著)